2008/04/18

コモディティ暴騰によるインフレーション

「ベトナムのインフレ最新情報」と題された動画をご紹介します。日本ではまだそれほど大きく報じられていませんが、コモディティ市場が暴騰する中で、とうもろこしや小麦や大豆よりも上がっている穀物があります。それは米です。原油が1バレル115ドルの史上最高値を付けましたが、米も同じように史上最高値を更新しています。そのため、開発途上国の中でも多数を占める低所得者層は主食も満足に買えないばかりか、大変なインフレにも見舞われて社会不安に駆られ暴動を起こしています。つい先日、IMFなどの国際機関や国際援助機関などは開発途上国で飢餓が発生していると危機感を示しましたので、深刻な食糧難は夏の洞爺湖サミットで主要な課題になるでしょう。世界経済の混乱に喘いでいるのは、外国為替市場といったマーケットに限ったことではありません。