ドルベア派の筆頭とも言える元財務官でメディア好きな榊原英資氏が、ドル安円高状況下における外国為替市場への介入余地や米国経済の厳しい現状について見解を述べられています。たしか年初は1ドル95円とおっしゃっていましたが、この3月放送の番組内では1ドル90円とドル円相場の予想を更に下方修正されたようです。経済番組でよく見られる相場予想は概して無意味ですが、日本経済が政治家や官僚のエゴによって食いつぶされてしまうのを防ぐためならば、特に根拠がない数字でもいいから提示してみせるような脅しも時には有効なのかもしれません。