2008/02/03

ドル円106円台

先週のドル円は、106円台をウロウロしていました。一般教書演説にサプライズ的な発表は含まれず、FOMCも予想通り0.5%引き下げ決定、モノラインは格下げ懸念が高まるもあまり進展せず、雇用統計は確かに弱かったですが、前月分が大きく上方修正されたので、なんとも言えないところでしょう。なぜアメリカの統計はこうもブレが激しいのでしょうか。ちなみに日本はほとんどブレません。

FOMCの声明によれば、マーケット次第でこれからも利下げするとの事。個人的には利下げの影響が住宅市場に届くまでには時間もかかるでしょうから、結局1%台まで落ちるのではないかと考えています。バーナンキ議長はサブプライムローン不良証券問題の解決にしばらくあがきつづけることになるでしょう。CPIによればインフレ懸念が見られるにもかかわらず、立て続けに利下げしなければならないという状況は、金融政策の責任者にしてみれば苦しいところだと思います。問題の種をまいたグリンスパン前議長が、複数のメディアで他人事のように評論しては雑所得を稼いでいる姿には、少しムカついているかもしれませんね。

今週は香港などが旧正月に入るそうです。この時期、巷にはドルが上がるという噂もあるのですが、今回はどうなるでしょう。私はドル円で小銭を稼ぐトレードを励んでいますので、その動向をしっかり観察していきたいと思います。